姫路駅南の三左衛門堀沿いにある運河公園(姫路市三左衛門堀西の町)に11月6日、市内の飲食23店が集まる「屋台村」が開設され、食べ歩きを楽しむ人らでにぎわった。
屋台村は、地元経済の活性化を目的に姫路商工会議所青年部が企画。市内の飲食店へ出店を呼び掛けたところ23店が出店を決め、普段は静かな堀沿いの公園に一夜限りの屋台村が出現することになった。併せて同青年部では、各屋台で使える前売りチケットの販売にも注力。一部で入手困難になるなど上々の前人気ぶりを見せた。
当日は、16時に各屋台が一斉に営業をスタート。市民もよく知る店の数々が一堂に会する機会とあって直後から多数の客が訪れ、チケットを手に目当ての屋台に列を作った。呼び込みの声が飛び交う中、18時ごろにはすれ違いが難しくなるほどの混雑ぶりに。19時ごろには当日販売分のチケットが売り切れたほか、用意したメニューを売り尽くして店じまいする屋台も出るなど盛況のうちに幕を閉じた。
「いち早く会場入りしたこともあって、楽しみにしていたメニューのほとんどを味わうことができた」と友人3人でテーブルを囲んでいた山内匡子さん(姫路市在住)。「仕事を終えてから来場した人は、品数が少ない屋台があってがっかりしたかも。一工夫欲しいところ」と注文を付けながらも、「ぜひ継続的な開催を。次の機会にも必ず来場したい」と期待を寄せた。