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お堀に浮かぶ和船復活-姫路城で進水式、3月16日から限定運航

姫路城内濠(うちぼり)での運航を目指し市民らが復元を進めてきた和船が3月1日、進水式を迎えた。和船には「はりま」と命名。16日からは、内濠の南側半分約770メートルの区間で観光客などを乗せ運航する。運航には姫路観光ボランティアガイドのメンバーが案内役として乗船し、約1.5キロ・30分のコースで内濠を周回。今回の運航は春の観光シーズンに合わせた期間限定で、5月26日まで(写真提供=塚本隆司さん)

姫路城内濠(うちぼり)での運航を目指し市民らが復元を進めてきた和船が3月1日、進水式を迎えた。和船には「はりま」と命名。16日からは、内濠の南側半分約770メートルの区間で観光客などを乗せ運航する。運航には姫路観光ボランティアガイドのメンバーが案内役として乗船し、約1.5キロ・30分のコースで内濠を周回。今回の運航は春の観光シーズンに合わせた期間限定で、5月26日まで(写真提供=塚本隆司さん)

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 姫路城内濠(うちぼり)での運航を目指し市民らが復元を進めてきた和船が3月1日、進水式を迎えた。

石垣沿いに内濠を進む和船

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 和船は、同城内での移動用に内濠などを往来していたという高瀬舟形式の木造船。絵図などを元に復元した。復元は、和船建造技術の継承などを目的に文化庁が助成し、姫路藩和船建造委員会のメンバーらが姫路市と協力。船大工の家系というオクムラボート(姫路市的形町)で、地元の船大工らが建造を進めた。全長は約9.5メートルで最大幅約2.3メートル。12人が乗船できる。

 進水式は、 同城大手門前の武者溜りに設けられた乗船場付近で挙行。神事に続き、石見利勝市長が船名を披露した。船名は「はりま」で、姫路を含む兵庫県南西部の旧国名に由来。和太鼓の演奏や「餅まき」が式場を盛り上げた。

 「はりま」は、2日から乗船場付近で公開。16日からは、内濠の南側半分約770メートルの区間で観光客などを乗せ運航する。運航には姫路観光ボランティアガイドのメンバーが案内役として乗船し、約1.5キロ・30分のコースで内濠を周回。今回の運航は春の観光シーズンに合わせた期間限定で、5月26日まで。4月初旬には桜も楽しめるという。詳しくはホームページで確認できる。

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