姫路文学館(姫路市山野井町)周辺の旧城下町を舞台に2月18日、兵庫県立大学環境人間学部(新在家本町1)の学生らによる地域交流イベント「県大あっちこっち」が開催される。
同学部の学生らがつくる地域活動団体で、「兵庫商品開発プロジェクトDEN(デン)」と「ブリッジ」、「ひめえん」、「campus tree(キャンパス・ツリー)」の4団体が共同で開催する同イベント。文学館の無料開放イベント「如月(きさらぎ)まつり」(18日・19日)と、文学館近くの神社・男山八幡宮の例祭「厄神祭」(同)に合わせて企画した。
4団体は、いずれも同学部が推進する地域連携の開拓と支援を担うことで活動。当日は、文学館など3カ所で各団体がそれぞれの得意分野を生かしたプログラムを展開することで、文学館や八幡宮を訪れる人や地元住民、同学部の学生などの来場客をもてなす。
「4団体が集まってイベントを共催するのは初めてのこと」とキャンパス・ツリー代表の小田卓也さん。「学生が地域と共に活動できる機会をさらに広げていくきっかけになれば」と話す。
プログラムは以下の通り。
昭和時代の集合住宅をリノベーションしたレンタルスペース「Shi-ro&しろ」(鷹匠町)では、兵庫県産の農産物を使った商品の開発で地産地消の推進に取り組む「デン」が出張カフェを開く傍ら、「ブリッジ」が同学部の学生らによる地域交流活動を紹介する写真展を実施。カフェでは、学生らが手作りしたスイーツなどを提供する。15時~18時。
旧城下町に残る町家を再生したカフェ「しょうあん」(材木町)では、同カフェを週末限定で運営する「ひめえん」が、「町家よるごはん」と題して自家製の和定食やスイーツなどを提供。17時~20時。通常の営業時間が16時までとあって、夜間営業となる当日は「町家の夜」も体験することができる。
文学館では、「キャンパス・ツリー」がキャンドルナイトを実施。同館の敷地内をろうそくの明かりで演出し、「如月まつり」に参加するアーティストらが演奏するオカリナや和太鼓、しの笛の演奏などと共に楽しんでもらう。18時~21時。