姫路駅前の結婚式場「姫路モノリス」(姫路市総社本町、TEL 079-286-5858)が8月10日から、6日間限定で中庭とラウンジにビアホールを特設し一般客に開放する。
同式場が入る建物は、1930(昭和5)年に旧逓信省が「姫路郵便局電話分室」として建設したもので、壁面を覆うベージュのスクラッチタイルが特徴の歴史的洋館。1945(昭和20)年の姫路空襲でも被災を免れるなど、約80年間にわたり「電話局ビル」として市民に親しまれた。
2002年には、姫路市が都市景観重要建築物に指定。2007年まで現役の電話局として利用された後、2009年にウエディングプロデュース企業「ノバレーゼ」(東京都中央区)が結婚式場としてリノベーション。現在は、「姫路モノリス」として運営する。
ビアホールの特設は同施設として初めての試み。生ビールとソフトドリンクを飲み放題で提供するほか、牛ロース肉とカルビ、豚トロ、手羽先鶏モモ肉、特製グリーンカレーを食べ放題にする。前菜3種やデザートなども用意。
「希望者には館内を巡るツアーも随時実施する」とノバレーゼ広報担当者。「建設当時の面影を残す外観とは対称的なリノベーションを受けたモダンな館内で、優雅なひとときを楽しんでほしい」と話す。
営業時間は18時~20時30分(ラストオーダー)。時間制限は2時間で、料金は、男性=3,000円、女性=2,800円、小学生=1,000円。今月15日まで。