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姫路ブランド豚の消費拡大に弾み-グルメブロガーら集め試食会

試食会には約40人が集まり、料理へ一斉にレンズを向ける姿も見られた

試食会には約40人が集まり、料理へ一斉にレンズを向ける姿も見られた

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 姫路のイタリア料理店「ラ・ベッラ・ルーナ」(姫路市辻井9)で4月10日、姫路産豚肉ブランド「姫路グルメポーク『桃色吐息』」の生産者らが地元グルメブロガーを集め試食会を開催した。

「桃色吐息」のアイスバイン(骨付きハム)

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 同ブランドの豚肉は、食餌など肥育環境に工夫を加えることで「赤身にもちもち感がある」と生産者の東原聖雲さん(姫路市)。桃色吐息のブランド名は赤身の薄い桃色に由来する。

 試食会当日は、同店をはじめ市内の飲食店3店舗のシェフが腕を振るった「ヒレ肉と春野菜のインボルティーニ」など「桃色吐息」メニュー約10種類が卓上にズラリ。フェイスブックを通じて試食会の開催を知り駆け付けた市内在住のグルメブロガーなど約40人が舌鼓を打つ傍ら、熱心にレンズを向ける姿が見られた。

 「『桃色吐息』は脂分の口溶けが良く、ぱさつき感も少ない」と市内のハムメーカー社長堀田周郎さん。この特性を生かし中元や歳暮など贈答品向けの高級ハム・ソーセージや焼き豚など加工食品分野で製品化が続くほか、珍しいところでは「ご当地バーガー」などファストフードに取り入れる動きも。すでに約20の飲食店や宿泊施設が食材として採用しているという。

 「この勢いに乗り『桃色吐息』の消費拡大を図っていく」と姫路ブランド豚販売実行委員会会長の衣笠愛之さん。「今後は豚に続き、牛や野菜、米といった農産品の姫路ブランド化にも力を入れる計画」と意欲を見せる。

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