姫路で活動を続けるチョークアート作家・中安明佐美さんの個展が1月18日、姫路の町家カフェ「しょうあん」(姫路市材木町、TEL 079-297-0828)で始まった。
チョークアートは、ブラックボードにパステルオイルで絵を描く近代アート。1990年にオーストラリア人のモニーク・キャノンさんが考案した。指で伸ばしながら仕上げる温かみのあるグラデーションと鮮やかでポップな色彩が目を引くことから、店の看板やメニューボードなどに広く利用されている。
「小さいころから絵を描くことが好きだった」という中安さんは、2008年にサンフランシスコの飲食店で見つけたチョークアートのメニューボードに感激。帰国後、神戸のチョークアート教室「アトリエ ラ・パージュ」(神戸市須磨区)でチョークアートの技術を身につけ、2009年9月に神戸のギャラリーで卒業作品として出展。その後、姫路を拠点にチョークアート作家として活動を始め、カフェのメニューボードや看板、結婚式のウエルカムボードなどを手がけている。個展を開くのは今回が初めて。
個展では、「睦月(むつき)」「皐月(さつき)」「神無月(かんなづき)」など「暦」をテーマに描いた和風の作品12点のほか、アイスクリームやフルーツ、ワインを描いた洋風の作品など約30点を展示する。1月23日は、チョークアートの作成風景を公開するライブペインティグも行う。
中安さんは「ぜひこの機会に多くの人に足を運んでもらい、チョークアートの魅力を知ってもらえば」と来場を呼びかける。
営業時間は10時~17時。月曜、第1・3・5日曜定休。1月29日まで。