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姫路で子ども向け自転車教室-欧州流カリキュラムで40人受講

教室の様子。大手前公園(姫路市本町)で。12月7日

教室の様子。大手前公園(姫路市本町)で。12月7日

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 姫路城前の大手前公園(姫路市本町)で12月7日、子ども向け自転車教室「ウィーラースクール」が開かれた。主催は「ウィーラースクールジャパン」(京都府南丹市)など。

子どもたち約40人が参加した

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 自転車競技が盛んなことから愛好家も多い欧州・ベルギーの子ども向けカリキュラムを採り入れる同スクール。日本向けの内容にアレンジし、国内各地で自転車教室を開いてきた。姫路での開催は初めて。

 当日は、公園内にコースなどを設けて教室を開催。市内の自転車愛好家らでつくる「姫路ツーリングクラブ」のメンバーがボランティアスタッフを務める中、約40人の子どもが保護者らと共に参加した。13時からの講習では、スクールを主宰するブラッキー中島さんが自転車の歴史や現在の状況を説明。紙芝居を用いて道路交通法などを学んだ後、コースを利用しての実技に入った。

 実技は、あらかじめ引かれた幅20センチ、長さ10メートルのライン上をまっすぐに走り確実に停止する練習からスタート。「一本橋」やスラロームにもチャレンジした。周囲の交通状況を判断しながら走る感覚を磨いてもらおうと、集団走行を学ぶプログラムも。自転車が連なって列を組む「トレイン」や団子状になって走る「プロトン」でコースを回り、規定の距離をできるだけゆっくり走ることを競う「ゆっくり競争」で幕を閉じた。

 参加した子どもや保護者からは、「ゆっくり競争が面白かった」「(道交法など)大人も知らずにいたことが多数あった」などの感想が聞かれた。

 ボランティアスタッフの一人・駒田かすみさん(姫路市在住)は「歩行者や車と同じ道路を走る環境では、子どもたちの自転車が被害者になる恐れもあれば、加害者になる可能性があることを考える必要もある。反響の大きさからも、こうした教室へのニーズが高まっているのでは」と期待を寄せた。

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