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姫路に「貨車の店」、この冬もお目見え-播州麺を直販、姫新線型「揖保乃糸」も

スタッフの大川仁美さん。「森口製麺製粉」(たつの市)が運営する「黄色い貨車の店」(姫路市広畑区西夢前台5)で。11月28日

スタッフの大川仁美さん。「森口製麺製粉」(たつの市)が運営する「黄色い貨車の店」(姫路市広畑区西夢前台5)で。11月28日

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 姫路市立八幡小学校前で11月28日、特産のそうめん「揖保乃糸」など播州麺を直販する季節限定のアンテナショップ「黄色い貨車の店」(姫路市広畑区西夢前台5、TEL 079-239-0571)が、この冬の営業を始めた。

旧国鉄貨車「ワラ1型」を店舗に利用

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 ブランドそうめん「揖保乃糸」製造メーカーの一つ「森口製麺製粉」(たつの市)が運営する同店。季節限定で需要期の夏冬のみ店を開く。この冬は、同日からオープン。揖保乃糸のほか、同社ブランドの「カレー麺」や「もどり生うどん」といった乾麺を工場からの直送で提供する。進物用と併せバラ売りにも対応。珍しいところでは、地元を走るJR姫新線の車両「キハ40系」「キハ120系」をデザインしたボックス入りのそうめんもそろえる。

 同店は、旧国鉄払い下げの貨車「ワラ1型」を店舗に利用。黒い車体を黄色く塗り替えていることから「黄色い貨車の店」として親しまれる。初めて店を開いたのは1984(昭和59)年。7月7日の「そうめんの日」に合わせ、消費者に揖保乃糸の「おいしさ」や「おいしい食べ方」を広めようと遊休地を活用して開いたという。

 7坪ほどの店内には棚を置き、商品を陳列。地方発送に備え、包装紙を置いた作業台も備える。本社からの派遣で店の運営に携わるのは同社社員の大川仁美さん。諸事情から今季の入店を見送った名物店員で、常連客に多くのファンがいるという小谷明子さんも初日を心配して姿を見せた。

 「季節ごとの営業を楽しみにしてくださる皆さんをありがたく思う」と大川さん。「小さな店だが、自慢の品を取りそろえてお待ちしている。近隣にお住まいの皆さんはもちろん、まだ来店したことがないという方もぜひ一度、遊びにいらしてほしい」と来店を呼び掛ける。

 営業時間は10時~16時。月曜定休。12月22日まで。

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