姫路の藤ノ木山自然公園(姫路市山田町南山田)で5月5日、豚1頭を丸焼きにして味わうイベント「原始の宴・まる焼き祭り」が開催された。
2006年に初めて開催された同イベント。8回目を迎える今回は、47キロの豚1頭を丸焼きにして味わった。参加者は約220人。初の試みとしてフェイスブックのイベント機能を通じて参加を募ったところ、予想の倍を超える人でにぎわいを見せ、遠いところでは三重県から訪れた家族もあった。
当日は、前夜からの泊まり込み組をはじめとする発起人らが早朝から集結。特設の炉に炭火をおこして豚を仕掛けた。焼き上がりを待ちかねて訪れる人々が思い思いの場所に陣取って待機する中、「姫路猟友会」の橋本勝弘さんらが前日にかけて仕留めたという鹿2頭を携えて来場。サプライズに歓声が沸いた。
会場では早速、橋本さんらが鹿を解体。精肉にして参加者へ配る一方で、有志が作るカレーやハンバーグ、たこ焼き、蒸し野菜、手打ちうどん、パエリア、タコライス、ホトックといった料理の数々も振る舞われ、会場内は舌鼓を打つ人であふれた。12時30分には、豚の焼き上がりと同時に参加者全員で記念撮影。豚を囲みながら笑顔でポーズを取ると、「原始の宴」は最高潮を迎えた。