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姫路のタンナー、世界へ-伊・ミラノの国際見品市で初受賞

イタリア・ミラノで3月6日まで開催されていた世界最大規模のかばん見本市「ミペル・ザ・バッグショー」でタンナー(製革事業者)として初の受賞を果たした「姫路製革所 オールマイティー」(姫路市花田町高木)の水瀬隆行さん

イタリア・ミラノで3月6日まで開催されていた世界最大規模のかばん見本市「ミペル・ザ・バッグショー」でタンナー(製革事業者)として初の受賞を果たした「姫路製革所 オールマイティー」(姫路市花田町高木)の水瀬隆行さん

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 イタリア・ミラノで3月6日まで開催されていた世界最大規模のかばん見本市「MIPEL THE BAG SHOW(ミペル・ザ・バッグショー)」で、革製かばんなどを出展した「姫路製革所 Almighty(オールマイティー)」(姫路市花田町高木、TEL 079-284-0135)が、タンナー(製革事業者)として初の入賞を果たした。

姫路革製のかばんなどを出展

 同所の設立は2008年。姫路の特産品として全国シェア約7割を誇る牛革など「姫路革」の販路拡大や同業界の活性化を目的に、水瀬隆行さんが運営する。

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 姫路の同業界では従来、革製品の素材となる一次産品(製品革、一枚革とも)の大量生産を得意としてきたところを、同所では小ロットでの受注にも対応。アパレル業界で働くデザイナーらの求めに応じて生産するオリジナル製品革の提供をはじめ、地元デザイナーらとも協働。二次産品として革製のかばんや小物などのデザインも手掛ける。

 今回の見本市には、水瀬さんと協働する地元デザイナーの一橋明久さんと大渕亮輔さん、椎名賢さんの3人が革製かばんを中心に約20点を出展。主にインターナショナル向けブランドが集まる「パノラマ部門」での初入賞を果たした。同見本市では、一次産品の生産に携わるタンナーの入賞は史上初。二重の栄冠を得ての帰国となった。

 「多数のデザイナーらが入賞してきた同見本市で、タンナーとして初めて入賞できたことをうれしく思う」と水瀬さん。「海外のセレクトショップなどからの引き合いもあり、手応えを感じている。国内では、2012年8月にオープンした革のショールームで、東京・銀座のTIME & EFFORT(タイム・アンド・エフォート)にも出品予定」と話すなど、今後の展開に意欲を見せる。