![姫路市立城内図書館(姫路市本町)の様子](https://images.keizai.biz/himeji_keizai/headline/1346153751_photo.jpg)
夏休みも大詰めを迎える今週、宿題に追われる子どもたちで姫路市内の図書館がにぎわいを見せている。
8月28日に訪れたのは、姫路市立図書館の本館にあたる城内図書館(姫路市本町)。10時の開館と同時に約50人が入館し、ほぼ一斉に開架図書室の窓際に設けられた閲覧席へ着席。11時までに約100席がほぼ満席となった。
「夏休みの来館者数は例年盆明けにピークを迎え、休み中一杯は混雑が続く」と同館の富田明子さん。「親子で訪れ、切羽詰まった様子で読書感想文の課題図書を探すケースなどがよく見られる」と夏休み後半の利用状況を説明する。
閲覧席の一角で、テーブルに歴史関係の本を積み上げていた姫路市在住の高校生山本翔太さんは「学科の宿題は片付けたが、郷土史の自由研究が後回しになった」と苦笑い。「今週はアルバイトも休暇をもらった。ラストスパートの残り数日は図書館通いの日々になりそう」と話しながらも手は休まず本のページをめくり、熱心に内容を写し取る様子が見られた。
同館では原則として自習を禁止。同館近くの姫路市民会館内青少年センター(綿町)では、自習室(約60席)を無料で開放している。
姫路市内の学校園の多くが9月3日に2学期の始業式を予定する。