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姫路・青山にお好み焼き店「粉やっ子」-師匠の教えを胸に

商売道具の「こて」を手に笑顔を見せる「粉やっ子」店主の小島和子さん(写真左)とスタッフの水島操さん(同右)

商売道具の「こて」を手に笑顔を見せる「粉やっ子」店主の小島和子さん(写真左)とスタッフの水島操さん(同右)

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 姫路・青山に7月14日、お好み焼き店「粉やっ子」(姫路市青山北1、TEL 079-267-5131)がオープンした。3週間が過ぎ、近隣の「粉もん」を愛する客らの間で、じわり人気を呼んでいる。

クレープ状の重ね焼きが特徴の粉もん「洋食焼」

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 姫路在住の小島和子さんが経営する同店。店舗面積は12坪で、席数は約30席。「お好み焼きが大好きだから」と明快な理由で店を開いた小島さんが目指すお好み焼き店のスタイルは「おしゃべりが楽しい店」。「鉄板の前に立ちながらも、お客さんとのコミュニケーションを大切にしたい」と話す。

 同店が提供する「粉もん」は、約1年間小島さんが修業に通った大阪・東心斎橋の有名店が編み出したレシピを忠実に再現したもの。同じ関西風でも、姫路周辺のお好み焼き店で主流のレシピとは異なる「純大阪風」。だしの利かせ方やソースの配合に、「40年間にわたり来店客の行列が途切れたことがないという有名店ならではの特徴を持つ」と小島さんは説明する。

 メニューは、看板となる「お好み焼」「洋食焼」「ねぎ焼」「焼そば」(以上500円~)をはじめ、モダン焼(620円~)、たこ焼き(5個入り=250円)などの「粉もん」を一通り用意するほか、自家製の「牛すじ煮込み」や「どて焼」などの居酒屋メニューにも注力。小島さんがセレクトする「粉もんによく合う酒」も、ビールや焼酎、ワインなどをそろえ、「近隣の方を中心に常連客の支持を頂きつつあるところ」という。

 「4歳の子を抱えながらも『今しかない』と家族を説得、協力を得てようやく店をオープンさせることができ感謝している」と小島さん。「支えてくれる家族はもちろん、修業店で厳しく育ててくれた『粉もん師匠』の熱意にも応えたい。何よりもお客さんの笑顔を大切に『安くておいしい』をモットーに店を営んでいく」とし、「目指すは『お好み焼き屋のおばちゃん』。鉄板と共に年を重ね、『ええ味』を醸し出していくつもり」と意気込む。

 営業時間は15時~22時。水曜定休。

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