紙芝居アーティスト「よしととひうた」が8月14日、姫路駅前・本町商店街の写真館「ism(イズム)」(姫路市本町)が主催した店内イベントで、オリジナル紙芝居と音楽とのコラボレーションライブ「ライブペーパーストーリー」を上演し、子ども連れの家族客らに披露した。
「よしととひうた」は、絵本作家「よしと」さん(松江市在住)とシンガー・ソングライター「ひうた」さん(同)の2人から成るユニット。2人の出会いは2006年夏で、「よしと」さんの個展に「ひうた」さんが運営スタッフとして参加したことをきっかけに意気投合。「既存の絵本読み聞かせスタイルに飽き足りないところを感じていた」という「よしと」さんの誘いに「ひうた」さんが応じ、間もなくライブ活動を始めた。
当初は、「ひうた」さんの伴奏で「よしと」さんが自著を読み聞かせる形で活動を続けていたが、2008年ごろには現在の上演スタイルを確立。「ひうた」さんがギターによる伴奏と伴奏曲の作曲を、「よしと」さんが紙芝居の語り手と紙芝居の制作を、それぞれ担当し、現在は、「みんなと一緒にハッピーになれるライブ」をモットーに各地のイベントなどで上演活動を行うほか、キー局制作のテレビ番組へゲスト出演するなど活躍が続く。
今回の上演は、「ism」を運営するイシダスタジオ社長石田直之さんの招きにより、同店のオープン6周年イベントの目玉企画として実現したもの。当日は、客席と一体となった店内の特設スペースへ13時と15時の2回、2人が登場。「ひうた」さんのリズミカルなギターに合わせ「よしと」さんが軽妙な語り口で客席へ語りかけ、紙芝居がつづるストーリーへの参加を呼び掛けながらパフォーマンスを披露。集まった子ども連れの家族ら約40人の観客が手拍子と歓声で応える様子に引かれ、同店前アーケードを通行する買い物客らも続々と店頭に集まり手拍子で参加。大いに盛り上がる様子が見られた。