姫路城周辺で8月3日から開催されていた「姫路お城まつり」が5日、フィナーレを迎えた。
お城まつりは、姫路を代表する祭の一つ。1948(昭和23)年の初開催以来、1951(昭和26)年を除く毎年姫路城周辺を舞台に市民有志の尽力で開催してきた伝統を持ち、今年で63回目。中でも最大のプログラムとなる「大パレード」が4日、姫路のメーンストリート大手前通りを中心に繰り広げられた。
パレードの先頭を飾る「市民パレード」では、市民団体など27グループが参加。6グループが参加する「歴史パレード」では、姫路の観光親善大使を務める「第44代姫路お城の女王」の3人が歴代姫路城主の正室3人に扮(ふん)して2年ぶりに登場し、盛んなフラッシュを浴びた。続く「総おどり」では、阿波踊り連など13グループが参加するなど、この間約4時間30分にわたるパレードを応援する市民や観光客らで沿道は盛り上がりを見せた。
「今回は、市民を中心に56団体約2500人の参加を得ることができ、過去最大の規模で祭を終えることができた」と、姫路お城まつり奉賛会。「期間中の人出は約21万人。非公式プログラムながら祭の日程に合わせた自主開催イベントも多数設定していただき、大いに盛り上がったことを感謝したい」と締めくくる。