江戸以来の「妖怪」の系譜をたどる企画展-兵庫県立歴史博物館

「件(くだん)の剥製」(木原浩勝氏蔵)

「件(くだん)の剥製」(木原浩勝氏蔵)

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 姫路歴史博物館(姫路市本町)で4月25日、「妖怪」の系譜をたどる特別展「妖怪天国ニッポン-絵巻からマンガまで」が始まる。

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 同展は、江戸時代の妖怪画を日本の漫画文化、キャラクター文化の源流ととらえて、現代の「妖怪漫画」に至る系譜をたどり、「日本人がいかに妖怪と楽しくつきあってきたか」を紹介するもの。

 会場では、「百鬼夜行絵巻」や「化物嫁入絵巻」など個性的な妖怪が描かれた絵巻や、人間の頭と牛の体をもつ妖怪「件(くだん)」のはく製など、全国から集めた約370点の妖怪資料を展示する。

 同館の香川雅信さんは「展覧会では27体の妖怪の解説が描かれた唯一の妖怪絵巻『化物尽くし絵巻』も展示する。戯画や玩具などのキャラクターとして、古くから親しまれてきた妖怪の世界を楽しんでもらえれば」と話す。

 期間中、作家・京極夏彦さんを迎えたトークイベント「京極夏彦の妖怪談義」や、妖怪人形を作るワークショップを開催するほか、関連書籍「図説・妖怪画の系譜」(1,995円)やグッズの販売も行う。

 開催時間は10時~17時。入場料は大人=1,000円、高校・大学生=700円、小・中学生(県内)=無料。 6月14日まで。

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