姫路文学館(姫路市山野井町、TEL 079-293-8228)で6月、リング上で自作の詩を互いに朗読し勝敗を決める「詩のボクシング」兵庫大会が開催される。
ボクシングリングに見立てたリング上で互いに自作の詩を朗読し合い勝敗を決める同イベント。予選会では、同イベントの考案者・楠かつのりさんが審査を務め県大会出場者 16人を選出するほか、声の出し方、言葉の伝え方などをワークショップ形式で指導する。
県大会はトーナメント方式で進められ7人のジャッジが優勝者を決める。優勝者は、姫路の陶芸作家・原田隆子さんが手がけたトロフィーが贈られるほか、10月に開催される全国大会の出場権と交通費が支給される。兵庫大会は毎年姫路で開催され今回で9回目。
文学館の竹廣裕子さんは「出場者数は毎回40人ほど。年齢層は20~40代が多く、職業は先生やフリーターなどさまざまで、リピーターも多い」と話す。
同館では現在、出場者を募集している。15歳以上で兵庫県出身者か在住者、または県内に学校や勤務先がある人であれば誰でも参加できる。声だけでなく全身を使ったパフォーマンスも認められるが、楽器などの道具は使用できない。やむを得ない事情で参加できない場合はビデオ映像での申し込みも可能。
そのほか、今年からは3人1組がチームで戦う団体戦も実施。勝利チームは個人戦と同じく10月の全国大会への出場権が与えられる。
予選会は6月5日13時~18時に開催。参加・及び観覧無料。応募締め切りは6月2日。問い合わせは同館まで。本大会は27日13時30分~16時を予定。