古写真で振り返る「昭和の大修理」が7月20日、日本城郭研究センター2階廊下(姫路市本町、TEL 079-289-4877)で始まる。
1934(昭和9)年6月20日13時40分ごろ、豪雨による西の丸のタの渡櫓(わたりやぐら)からヲの渡櫓にかけての石垣崩落事故をきっかけに、戦後の復興事業の一環として開始された姫路城の昭和の大修理。10年以上の歳月をかけ、城内にある櫓、門、土塀、石垣など城内各所の修理が行われ、1964(昭和39)年の大天守の完成をもって完工した。
同展では、昭和の大修理完工60周年を記念し、大天守解体修理に焦点を当て、当時の貴重な写真資料や調査成果に基づいた解説パネルを通して、壮大な復興事業の全貌を振り返る。
開催時間は10時~17時。入場無料。9月1日まで。