姫路名物「どろ焼」がせんべいに-関西地区を中心に発売

しっとりした食感が特徴の「どろ焼せんべい」。

しっとりした食感が特徴の「どろ焼せんべい」。

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 国内外に47店チェーン店を持つお好み焼き店「喃風」(本社=姫路市)は4月26日、同店の看板メニュー「どろ焼」のせんべい「喃風 しっとりどろ焼せんべい」の販売を開始した。

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 同商品は、だしを付けて食べる同店のどろ焼をイメージした米菓。どろ焼を見立てた楕円(だえん)形の形状と、「ぬれおかき」のようなしっとりした食感が特徴。どろ焼の認知度を高めるため、約1年かけておみやげ用商品として開発した。

 同社企画開発営業部の山中英暉さんは「どろ焼は通常はだし汁に付けて食べるものなので、ネギとカツオの風味を表現するのが難しかった」と振り返る。チェーン店でも販売する。

 価格は525円。パッケージは箱型で、1袋30グラム入りが4袋入る。JR西日本の各駅売店やチェーン店、空港や高速道路のサービスエリアなどでも販売する予定。

 喃風は1987年創業。どろどろのお好み焼きで人気のあったお好み焼き店「八番」(今宿)で、同社の秦崚時社長が修行を積んで受け継いだのが始まり。「たこ焼きを食べたい」という利用客のリクエストに応え、お好み焼きをアレンジした「どろどろのたこ焼き」を提供したところ人気となり裏メニューとして提供。その後、「お好み焼きバージョンもメニューに加えよう」と、表面はパリッと中はドロッとした、お好み焼きでもなくもんじゃ焼きでも無い「どろ焼」を開発した。

 山中さんは、「どろ焼せんべいを通じて、より多くの人にどろ焼の存在を知ってもらえれば」と期待を寄せる。

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