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姫路・レストラン湊倶楽部で「現代ガレ展」 ルーマニア職人の作品50点

梅岡勇哉さん(左)、濱田大規さん(右)

梅岡勇哉さん(左)、濱田大規さん(右)

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 「現代ガレ展」が11月24日から、レストラン湊倶楽部(姫路市網干区新在家)で開かれる。

「現代ガレ展」展示作品

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 日本とルーマニアの国交100周年記念の一環として企画。フランスのガラス工芸作家、エミール・ガレの作風を継承したルーマニアの職人たちによるランプ、花器、茶道具などのガラス作品約50点を展示する。

 ガレは、19世紀後半のアールヌーボー(新しい芸術)を代表する工芸家で、フランスのナンシーを拠点にガラス工芸、陶器、家具など多岐にわたる作品を制作した。特にガラス工芸では、エナメル彩色や透かし彫りなどの技法を駆使し、光を通すと色彩が変化する幻想的な色彩を放つ作品を数多く生み出した。

 同展を企画した「呉服店うめおか」(姫路市北条口)の梅岡勇哉さんは「今年100周年を迎えた湊倶楽部さんとのコラボを思い付き、企画を持ちかけた」と話す。

 湊倶楽部は、1923(大正12)年に建てられた歴史的建造物。梅岡さんは「繊細で美しいガラス工芸作品と湊倶楽部の融合は、新たな魅力を発信できると考えた」と意図を語る。

 同レストランでは期間中、記念メニューを用意する。ランチ(5,500円)、ディナー(7,700円)のいずれもワンドリンク付きで、ルーマニアワインまたはルーマニアをイメージしたノンアルカクテルをそろえる。喫茶タイムではブランデーケーキとルーマニアの焼菓子プレート、ドリンク(2,200円)を提供する。マネジャーの濱田大規さんは「当レストランをより多くの人に知ってもらえることに喜んでいる」と話す。

 梅岡さんは「ガレ展の開催をきっかけに、日本とルーマニアの文化交流がさらに深まることを期待している」と話す。

 開催時間は10時30分~17時。レストランの営業時間は11時30分~20時(ランチは3部制=11時30分~、12時30分~、13時30分~。喫茶=14時~17時。ディナー=18時~20時)。今月26日まで。

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