結婚式場「姫路モノリス」(姫路市総社本町、TEL 079-286-5858)が10月2日、ランチの提供を始めた。
同館は1930(昭和5)年に「姫路郵便局電話分室」として建てられ、市の都市景観重要建築物に指定された歴史的洋館。1945(昭和20)年の空襲でも被災を免れ当時の面影を残す。2021年には国の登録有形文化財に指定された。
ランチメニューは、ビュッフェ形式で前菜からデザートまで約40種類を用意。専任パティシエが目の前で仕上げるスイーツや同館に併設するパン工房で焼いた自家製パンを提供する。
料理長の北川翔也さんは「結婚式場は日常で触れる機会が少なく、格式が高いイメージを持たれがちだが、もっと身近に感じてほしくてランチを始めた」と話す。
今月のメニューは「生ハムのピンチョス」「豚肩のガーリックコンフィ」「厚切りベーコンのペンネアラビアータ」「ドフィノワーズグラタン」「旬魚のエスカベッシュ」などを用意する。
北川さんは「口コミにより、お客さまが少しずつ増えている。季節ごとにメニューを変え、旬の地元産食材を活用しながら、多彩なメニューを提供していきたい」と話し、利用を呼びかける。
提供時間は11時~15時(120分制)。水曜定休。料金は、大人=3,000円(14時以降の入店は2,000円)、中学生以下=2,000円(14時以降の入店は1,500円)、未就学児無料。