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姫路の日本茶専門店「播磨屋茶舗」移転 茶の試飲スペースも

赤松佳幸さん

赤松佳幸さん

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 日本茶専門店「播磨屋茶舗」(姫路市西今宿1、TEL 079-298-0007)が9月1日、移転オープンした。

新社屋外観

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 同社は1948(昭和23)年に創業。日本茶や健康茶などを専門に取り扱い、卸売りのほか大型量販店のテナントなどで小売りも展開する。移転に伴い、姫路市内にあった本社兼本店、花影工場、神田工場を新社屋に統合した。

 新社屋はJR姫新線播磨高岡駅近くに位置し、2階建てで床面積は約300坪。1階に本店と事務所、2階に工場を設ける。

 同社では国内市場で缶やペットボトル入りの商品が増加している中、2000(平成12)年ごろからティーバッグ式の商品を販売。茶葉が広がりやすい三角すいのメッシュフィルターを開発し、自社で加工、生産し、設備と技術、保守メンテナンスのノウハウを蓄積している。

 自社ブランド「t to(ティートゥー)」は同社常務取締役の赤松佳幸さんが2021年に立ち上げた。急須でお茶をいれたことがないミレニアル世代(1980年~年に生まれた世代)をターゲットにし、手軽なティーバッグで「かんたん、おいしい。しかも、ヘルシー。」をコンセプトに展開。日常的に楽しむお茶やギフトとして販売している。

 本店では茶葉のほかに、急須や湯飲みなどのカジュアルな茶器や雑貨も取りそろえ、若い世代に「お茶のある生活」を提案する。茶を購入する前に茶葉の大きさ、色、香りなどを確認できるように、缶に入れて展示し、茶の味を確認できる試飲スペースも備える。

 赤松さんは「新社屋で社員のモチベーションが上がった。今後は地元の和洋菓子店とも協力し、お茶と食事や菓子のペアリングを提案していきたい。お茶が縁遠かった方も、雑貨店に行くような気持ちで立ち寄ってほしい」と呼びかける。

 営業時間は9時~16時。土曜、日曜、祝日定休。駐車場あり。

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