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姫路・西二階町の演芸場閉館へ 定期寄席の千秋楽には笑福亭仁智・智丸さん

七福座で開かれた寄席の様子

七福座で開かれた寄席の様子

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 西二階町商店街の演芸場「七福座」(姫路市西二階町)の定期興行「七福寄席」が3月15日、興行の幕をいったん閉じる。

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 姫路で唯一、定期的に開く寄席として興行を続けてきた七福寄席。今回の開催で興行の幕をいったん閉じる。

 七福座は2009(平成21)年、故・桂米朝さんが姫路出身であることにちなみ、同商店街振興組合が商店街の空き店舗を改装してオープン。商店街や地域の活性化を目指し、寄席やイベントを開催するほか、教室や絵本図書館として利用されてきたが、今夏、老朽化による解体が決まったからという。4月以降をめどに、収容人数が半減するものの同商店街内で再オープンする予定。

 いったんの千秋楽となる当日は、笑福亭仁智さんと笑福亭智丸さんが来演。入れ替え制で2部公演を行う。笑福亭仁智は1971(昭和46)年、笑福亭仁鶴に弟子入り。自作の創作落語は100本を超え、若手の育成にも努めるという。2015(平成27)年、文化庁芸術祭演芸部門優秀賞を受賞している。

 七福座の垣内睦彦支配人は「地域の笑いの発信地として定着したこの場所では最後の寄席となる。たくさんの人に楽しんでほしい」と来場を呼びかける。

 開催時間は、第1部=11時30分~12時、第2部=13時30分~14時。入場券(800円)は11時から販売する。問い合わせは同商店街事務局(TEL 079-224-6341)まで。

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