姫路市の家島諸島初のコワーキングスペース「いえしまコミュニティスペース 縁」(姫路市家島町宮)が2月9日、開業1カ月を迎えた。
家島本島宮港ふれあいセンター2階にオープンした同スペース。施設面積は約12坪。
代表の伊藤真美さんは、姫路市の地域おこし協力隊として、家島諸島で地域の活性化や課題解決に取り組んだ経験を持つ。地元の人と協力して、空き家対策、イベント、地域の清掃などを行ってきた。2021年10月に協力隊を卒業した後も家島を拠点にウェブ制作に取り組むほか、猟師として獣害対策に取り組んでいる。
伊藤さんは「家島の玄関口となっているのは真浦港で、もう一つの港・宮港があまり使われていないことがもったいないと思っていた。コワーキングだけでなく、気軽に利用し、交流を深めてほしいという意味でコミュニティースペースとした」と話す。
同スペースは時間単位の利用ができ、Wi-Fi、電源付き。パソコンを3台備え、Zoomなどのオンライン通話も可能。有料でプリンターや複合機、ラミネーターが利用できる。緑茶、コーヒーなどのフリードリンクを用意し、持ち込み飲食も可能。
会議用のスペースではプロジェクターも用意する。予約があれば、パソコンやスマホの使い方、移住などの相談も受け付けている。
伊藤さんは「仕事や勉強の合間に景色を見ながら飲食を楽しみ、ほっとできる場所になれば」と話す。
営業時間は13時~18時。利用料(1時間)は、大人=500円、高校生=300円。相談や貸し切り利用の予約はメールやフェイスブック、インスタグラムのメッセージで受け付ける。