姫路・家島で行われている「無人島学校」を題材とした書籍「自立をはぐくむ『無人島式』子育てメソッド」が12月12日、刊行された。出版元は自由国民社(TEL 03-6233-0781)。
無人島学校は、姫路市南部の家島諸島にある兵庫県立いえしま自然体験センター管理の無人島「松島」で夏季に開かれている体験学習プログラム。無人島での1週間の自給自足生活を通じて、子どもたちが仲間の中で自分の役割を見つけ、「ありがとう」と言われる経験を通じて自立をはぐくむことを目指すという。
著者は無人島学校校長の山崎清治さん。山崎さんは2003(平成15)年に「生涯学習サポート兵庫」を設立し、リヤカーでの兵庫県徒歩縦断プログラムなど、さまざまな体験学習プログラムをプロデュースしてきた。
山崎さんは「無人島学校を16年間続けてきて、このプログラムの必要性を年々感じてきた。無人島に来なくても、普段の関わりなどで生かせることもあるのではないかと思い、無人島学校のプログラムの作り方やそこでの子どもたちのエピソード、家庭でもできる子育てメソッドをまとめた」と話す。「子育て中の方々はもちろん、教育関係者、そして企業やさまざまな組織で人材育成をされている方々にも読んでもらいたい」とも。
四六判224ページで、価格は1,650円。全国書店やウェブなどで扱う。