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姫路・兼田にパン店「MOKUPAN」 地域活性化目指して出店

パン店「MOKUPAN」のパン一例

パン店「MOKUPAN」のパン一例

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 パン店「MOKUPAN」(姫路市兼田、TEL 079-240-6646)がオープンして1カ月を迎える。運営は姫路市内で保育園など経営するMOKUグループ。

店主の植月公千さん(左)

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 11月11日11時にオープンした同店。店舗面積は約15坪。フランスの田舎をイメージしたれんが造りの外観に仕上げ、製造所を同じ敷地に併設する。

 金曜~日曜の3日間のみ営業。月曜~水曜は店主の植月公千さんが経営する保育園に給食用パンを納品している。

 パンは手のひらサイズの食パン型で見た目のかわいらしさを重視した。国産の小麦粉と市川沿いの兼田地域で収穫できる野菜を使う。植月さんは「姫路市内では軟弱野菜と呼ばれる水菜やシロナ、ホウレンソウなどの葉物野菜の半分以上が兼田地区で生産されている。地域活性化を目指して出店した」と話す。

 ラインアップは「チーズ」「レーズン」「チョコレート」「紅茶とリンゴ」(以上194円)、「メロン」「明太子(めんたいこ)」(以上237円)などのほか、「ハム野菜サンド」(399円)、「野菜のタルティーヌ」(410円)などの総菜パンをそろえる。

 同店の隣には昨年8月に観光ブドウ農園「mokufarm」(モクファーム)をオープン。後継者がいない農家から農地を取得し、大粒の実が特徴の品種「藤稔(ふじみのり)」の無農薬栽培をしているという。「ブドウが収獲されたらレーズンパンにして販売したい」と植月さん。さらに里芋の一種で、しま模様と曲がり具合がエビに似ていることから「海老(えび)芋」と名付けられた兵庫の伝統野菜を使ったパンも試作中という。

 植月さんは「四季を通して、地元兼田地域の野菜を使ったパンを作っていきたい。イートインできるカフェスペースも用意しているので気軽に来店してほしい」と呼びかける。

 営業時間は11時~17時(売り切れ次第終了)

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