「Hugkumone(ハグクモーネ) かぐとザッカのお店」(姫路市御国野町深志野、TEL 090-4300-3579)が3月25日、オープンした。
店舗面積は7坪。築49年の鍛冶店だった建物を一部業者に依頼し、店主の尾崎正美さんが改装、天井の梁(はり)を残したまま、内装をしっくいで仕上げた。尾崎さんはDIYの講師経験を持つ。
同店はインテリア雑貨、ガーデン雑貨といった木材を使った家具を製造・販売している。作る家具は受注生産で、主力商品は子ども家具。小学生用のランドセルラック深型引き出しタイプ(2万2,800円~)は、小学校卒業後も長く愛用してもらうために、市販の収納ボックスやファイルボックスが入るように自由度の高い設計にしたという。
プランターカバーや看板など尾崎さんが作ることのできる家具は全て対応。客のイメージや、希望の寸法を聞き取り、週の5日間は併設された工房で製作している。どの家具も、年月がたつにつれて徐々に素材そのものの色合いや風合いが変わり、経年変化を楽しむこともできるという。
「家具の製造販売といえば店に入りにくい雰囲気があるのと、コロナ禍で販売機会が少なくなったハンドメード作家を応援したい気持ちもあり」(尾崎さん)、店内では約10人のハンドメード作家の作品を委託販売している。アクセサリー(1,500円~)、ベビースタイ(800円~)、レッスンバッグ(2,200円~)、ヘアゴム(300円~)や焼き菓子(200円~)などが並ぶ。
尾崎さんは「店名は、hug(抱きしめる)とkumu(組み立てる)を合わせて付けた。子育てに寄り添える家具やサービスを提供していきたい。今後はワークショップを開催していく予定もある」と笑顔を見せる。
店舗は金曜・土曜のみ営業。営業時間は10時~17時。