姫路市文化コンベンションセンター「アクリエ姫路」(姫路市神屋町)の完成記念式典が7月10日、開かれた。
公募で招待された200組・400人の市民を交え、約900人が参加して開かれた同式典。来賓らの祝辞などに続き、KENZOブランドで知られる姫路市出身のデザイナー・故高田賢三さんがデザインを寄贈した緞帳(どんちょう)のお披露目が行われた。席上、高田さんには「姫路市名誉市民」の称号が追贈された。高田さんがデザインを手がけた緞帳は大ホールと中ホールを飾る。同式典では、ピアノコンサートや姫路市立中学校生らによるスペシャルコンサートも行われた。
同施設の席数は、大ホール(2,010席)、中ホール(693席)、小ホール(164席)。面積は4000平方メートル。有効高約10メートルの3分割可能な大型展示場や屋外展示場(にぎわい広場)などを備え、歩行者のために設けた姫路駅から東へ延びる屋根付きの連絡通路がメインエントランスに直結する。
同施設会議室では現在、「“夢”高田賢三展」が8月15日まで開かれている。入場無料。高田さんデザインの衣装、デザイン画、映像などを展示している。期間中の休業日は7月20日、27日、8月3日。問い合せは姫路市文化コンベンション推進室(TEL 079-221-2064)まで。