地元食材を使ったユニークな商品開発で注目を集める姫路の弁当店「やっさ弁当」(姫路市本町、TEL 079-260-9037)が販売する「やっさバーガー」(350円)が、3月に鳥取で開催されるB級グルメイベントに兵庫県代表として出店することが明らかになった。
やっさバーガーは、姫路の特産品である天然アナゴが入る焼きおにぎりに地元産の具材を挟んだライスバーガー。材料はすべて地元の食材で作ることから、姫路をPRするご当地バーガーとしてテレビや雑誌などメディアにも多く取り上げられている。
鳥取県では昨年4月から、鳥取自動車道の全線開通を記念したイベント「因幡の祭典」が開催されている。同店が今回出店するのは、3月21日に久松公園(鳥取市)で行われるB級グルメイベント「いなば往来 沿線~B級グルメの祭典」。昨年のB-1グランプリで優勝した「横手やきそば」や「津山ホルモンうどん」なども参加する食のイベントで、鳥取自動車道沿線のご当地バーガーを集めたコーナー「鳥取・大阪・姫路三県物語」で兵庫県代表として出店する。そのほか、「因幡(イナバ)-ガー」(鳥取県)や「牛骨ラーメンバーガー」(鳥取県)、「大阪バーガー」(大阪府)なども参加予定。
同イベントを担当する柄木孝志さんが同店を訪れ、約1時間にわたりイベントの趣旨を説明。同バーガーを試食した後、正式出店を依頼し店主の加藤元美さんがこれを受けた。「やっさバーガー」を兵庫代表に選んだことについて、柄木さんは「ライスバーガーで面白い商品を探していた。ほかにもリサーチしていたが、打診した時の加藤さんの熱意ある反応に、『ここだ』と思った」と振り返る。
加藤さんは「多くの人に姫路を知ってもらえるよう、できる限りPRしてくる」と意気込みをみせる。