地場産素材にこだわった弁当を販売する「やっさ弁当」（姫路市本町、TEL 0120-075-903）が11月から販売している「足軽弁当」が話題を集めている。

　足軽弁当は、店主の加藤元美さんが姫路城に登った時に、大手門から天守閣まで観光するのに予想以上に時間がかかることと、城内で弁当を食べる場所がないことに気付き、「観光の途中でお腹がすく人も多いのでは。いつでもどこでも食べられるように」と、足軽が腰からぶら下げているようなイメージで考案したもの。

　弁当の内容は、キヌヒカリ、紫黒米、アワ、キビ、もち米をブレンドした雑穀ごはんに、姫路名物の焼きアナゴをのせて笹でくるんだ「やっさにぎり」3個のほか、味付け玉子1個、野菜の天ぷら1つ、練りもの2つが入る。食材はすべて地元で採れたものを使用。風情のある竹皮で包み、持ち運びしやすい作りが特徴。

　価格は735円。「素材はアナゴ、米、しょうゆ、みりん、みそまで播磨産の使用している。これからも地産地消にはこだわっていきたい」と加藤さん。

　営業時間は10時～17時。水曜定休。