姫路の古刹(こさつ)・書写山圓教寺へアクセスする書写山ロープウェイ路線「書写山書写山ロープウェイ」の新型客車が3月18日、運行を開始した。同路線開業60周年を記念して導入された4代目となる同客車。それぞれ、鮮やかなグリーンとイエローに塗装された2台の客車は窓の開口部を大きく取り、より迫力のある景色が楽しめるよう工夫されている。
同日、朝から新しい客車に乗車しようと詰めかけた大勢の観光客らが見守る中、新客車完成セレモニーが開かれた。同セレモニーでは、ご当地ゆるキャラ「しろまるひめ」と「かんべえくん」も駆けつけ、東洋大付属姫路高校・中学校の吹奏楽部による「ナイトフライト」の演奏やくす玉割りなどが行われた。駅には、今回の客車更新に併せて顔出し看板も設置され、裏には「#(ハッシュタグ)書写山書写山ロープウェイ」を付けたSNSへの投稿を促す案内も。
同セレモニーに参加した姫路市議会議員の駒田かすみさんは「世界遺産姫路城と並ぶ姫路の観光資源として書写山がさらに脚光を浴びるきっかけとなれば。多くの観光客の皆さんに空からの書写の四季折々の風景を味わってほしい」と期待を込めた。