姫路の水上地区にある「船場川ビオトープ」(姫路市西中島町)で11月5日、「みずかみキャンドルナイト2016」が開かれた。同イベントは同地区の住民らがつくる水上夢倶楽部と兵庫県大学の学生が連携して行う明かりのイベントで、4年目を迎える。
今年のメインオブジェ「光の架け橋」には、熊本地震などで被災された人にエールを送るとともに、水上から熊本の子どもたちへ元気を届けたいという祈りが込められているという。
15時に始まった同イベント。模擬店では地域の住民らのボランティアスタッフが作るおでんや豚汁、焼きそば、唐揚げ、フランクフルトなどを提供し、忍者体験ブースでは点灯の時間まで、子どもたちが吹き矢に挑戦した。
手作りコーナーで参加者は、用意された手作りの灯籠に思い思いの願いや熊本へのメッセージなどを書いて並べていった。船場川を大切にしたいとの思いからメダカやエビなど、川の生き物たちの姿を描いた灯籠も用意。辺りが暗くなった17時30分にオープニングイベントが始まり、メインオブジェが点灯。川のほとりを縁取るように繰り広げられる7色の光の祭典に参加者から感嘆の声が上がった。
水上夢倶楽部の大﨑哲生さんは「このキャンドルナイトには地元を流れる船場川をきれいに保ちたい。水上の新しい明かりの祭りとして定着させ、感動と達成感をたくさんの人と共有し、これからも継続したい」と願いを込める。