11日ぶりに運転再開した寝台列車「サンライズ瀬戸・出雲」が10月17日早朝、姫路駅に到着した。
昇る太陽をイメージした「SUNRISE EXPRESS」のロゴマークの車両
台風18号の影響で発生した土砂崩れにより、10月6日から東海道本線の由比駅~興津駅間が不通となった。そのため同列車も運休。同区間の復旧工事が完了したため、JRは10月16日から同列車の運転を再開した。
同列車は、サンライズ瀬戸が東京~高松(香川県)間、同出雲が東京~出雲市駅(島根県)間を運行しており、岡山駅まで連結されている。「新幹線より遅く出発して始発よりも早く関西圏に到着する」がうたい文句。その関西圏での下りの停車駅は姫路のみとなっている。列車の旅が好きな観光客だけでなく、ビジネス客の利用も多いという。
定刻の5時25分から1分遅れで、夜明けをイメージした赤とベージュのツートンカラーにゴールドのラインを配した同列車が姫路に到着。まだ明けやらぬ東の空をバックに、先頭車両の前面に描かれた、昇る太陽をイメージした「SUNRISE EXPRESS」のロゴマークが姿を現した。
駅を訪れていた市内在住の西山新一さんは「東京発、唯一の西方面の寝台特急。やはり横になって移動できるというのが一番」と語った。