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若手農家グループが飲食店との交流会-姫路・灘菊酒造で

若手農家グループ「HANDS」のメンバーがプレゼン。

若手農家グループ「HANDS」のメンバーがプレゼン。

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 姫路市と神河町の若手農家グループ「HANDS」が姫路市内の飲食店との出合いを持つため8月26日、灘菊酒造(姫路市手柄)の中蔵で交流会「HANDS meets CHEF」を開いた。参加者は農家8人、飲食店20人を含む約40人。同グループを立ち上げて初の交流会。

耳を傾け、積極的にプレゼンに加わる参加者たち。

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 同グループメンバーは米、ぶどう、野菜など作物もさまざま、自然農法、有機農業、減農薬栽培など農法もさまざまな9人。消費者によりおいしく安全なものを届けたい、一大消費地を抱える姫路でもっと面白い農業をしたいという思いで集まった。「HANDS」という名前は、「手間暇かけた農産物を農家から消費者へ手渡ししていきたい」という思いで付けたという。

 交流会はファームハウス(夢前町)の飯塚祐樹さん、大島屋農場(夢前町)の串光倫典さん、M.O.J.A farmer's label(夢前町)の上岡将也さん、有機農園ばんごんじんじい(香寺町)の神崎一馬さんなどメンバー8人がプレゼン。なぜ農業を始めたか、どのような気持ちで取り組んでいるか、自分たちが育てている農作物についての豆知識やおいしい食べ方などを説明。プレゼン後、ランチを兼ねてメンバー提供の野菜や果物の試食会が行われた。

 飯塚さんは「味や形や色、個々の飲食店さんのニーズをお伺いして、地産地消の採れたて作物を必要としている飲食店さんに直接届けたい」と交流会開催の趣旨を説明した。

 参加した飲食店「味処真」の店主、市村真吾さんは「店で使っている魚は地産地消。野菜も地産地消にこだわっていきたいと思って参加した。生産者の顔が見えて思いが直接聞けるこのような場はありがたい」と感想を話した。

 飯塚さんは「安全でいいものを多くの人に届けたいとは思っているが、キャベツを1000個くださいと言われても現実は無理な農家が多くジレンマを抱えている。この取り組みで小さな農家の強みを生かして、1店ずつの飲食店オーナーや料理をする人と直接出会って、欲しい材料を聞いて作り、自分たちの手で届けていくつながりを作りたい」と今後の抱負を語った。

 8月30日~31日には東急ハンズ姫路店(駅前町ピオレ5階)で農産物直売イベント「農家HANDS×東急HANDS」を行う。開催時間は10時~19時。

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