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姫路の地下街でマルシェ「御結び市」、毎月開催へ-地場野菜などを対面販売

延べ1000人ほどが来場し、にぎわいを見せた(写真提供=内海昌見さん)

延べ1000人ほどが来場し、にぎわいを見せた(写真提供=内海昌見さん)

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 姫路駅前の地下街にある公共広場で12月4日、地元農産物限定のマルシェ「御結び市」が初めて開催された。

地元農産物に限って提供する

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 大がかりな再整備でトランジットモール化が進む同駅前。2014年春には、国内最大級の歩行者専用空間が新たに誕生する。歩行者が滞留できる公共広場も複数設置。姫路市が管理する。

 広場の活用を市民の手に委ねようと、市では営利・非営利にかかわらず広場をイベントなどに開放する事業「チャレンジ駅前おもてなし」を推進。あらかじめ申請して利用料を支払えば誰でも利用できる仕組みを今年9月に整えた。

 同マルシェは、地下にある広場を活用。同駅中央コンコースから地下街「GRAND FESTA(グランフェスタ)」へ通じる一角に設ける。一般社団法人「ひとネットワークひめじ」(姫路市北条口1、TEL 079-224-2928)が主催。持ち寄ってもらう農産物は姫路をはじめとする「播磨産」に限り、対面販売も義務付ける。消費者や地場野菜を採り入れたい飲食店などとの交流を図ることで、産地と消費地とをつなげるとともに若手農家の育成を図ろうというもの。「えきまえ『御結び市』」と名付け、今回を手始めに毎月1回の開催を予定する。

 当日は、7事業者が出店。旬の葉物や根菜、豆や穀物などを中心に所狭しと農産物が並んだ。来場者数は延べ1000人ほど。「ダイコンやニンジンに葉が残してあることがうれしい」「(この野菜は)どうやって食べるの?」といった声が聞かれるなどにぎわいを見せた。

 「『つなぐ』をコンセプトに実施。来月の開催日が知りたいという声も多数もらうなど、地元の人が地元の農業を見直すいいきっかけにできたのでは」と同法人の内海昌見さん。「『おいしい』という声を広めていくことで、播磨を『おいしい国』としてブランド化できれば」と意気込む。

 1月を除き毎月第1水曜に開催予定。次回は2月5日。11時~19時(売り切れ次第終了)。

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