JR西日本が実施した春のダイヤ改正で3月15日から、九州新幹線「みずほ」2往復が姫路駅に停車するようになった。
みずほは、同新幹線の最速種別。東海道・山陽新幹線では「のぞみ」にあたる。運転区間は、新大阪と鹿児島中央の両駅。両駅を速い列車では3時間45分で結ぶ。改正前の姫路駅には「ひかり」にあたる「さくら」22本(11往復)が停車。今回の改正では、うち4本(2往復)がみずほに置き換わり、利用が好調な九州方面への需要に応える。
改正当日は、鉄道ファンらがカメラを向ける中、下りの一番列車となる「みずほ601号」が定刻の6時28分、新大阪駅から同駅12番線へ到着。1分間の停車で同29分、鹿児島中央駅へ向けて出発した。同駅への到着は9時48分。同時間帯に走っていた「さくら」より1時間ほど早く到着できる。所要時間の差は30分ほど。JR西日本の真鍋精志社長は「(NHK大河ドラマで)『軍師官兵衛』も放送中。ますます多くの方に姫路を訪れていただければ」と期待を寄せる。
同日12時15分には、九州から到着する上り一番列車「みずほ604号」を出迎える記念セレモニーを実施。「軍師官兵衛」で幼少期の黒田官兵衛を演じた若山耀人君を一日駅長に迎え、石見利勝姫路市長らがテープカットとくす玉割りで祝った。