平成の大修理が続く姫路城で8月30日、姫路城大天守修理見学施設「天空の白鷺(しらさぎ)」が150万人目の入館客を迎えた。
2009年に始まった大修理(姫路城大天守保存修理事業)をきっかけに、修理中の大天守を地上約40メートルの高さから見学してもらおうと2011年3月に開館した同施設。入館客数は昨年2月に50万人、11月に100万人を、それぞれ突破し、今回の150万人達成となった。
当日は、同施設前の備前丸で150万人目の入館客を迎えるセレモニーを開催。石田哲也姫路市副市長と同城ゆかりの武将・黒田官兵衛にちなんだキャラクター「かんべえくん」が、150万人目となった川西市(兵庫県)在住の山田理紗さんと父・守博さん、母・栄美さんら親子を出迎え、記念品を贈呈。理紗さんを歓迎した。
「理紗と私は初めての姫路城訪問」と栄美さん。「(理沙さんは)8歳と幼いせいもあり、150万人という数字がピンと来ない様子。しかしいい思い出を作ることができたと思う」と話し、理紗さん守博さんとともに集まった報道陣が向けるカメラに笑顔を寄せた。
大修理は2015年春ごろまでを予定。同施設の公開は2014年1月15日まで。