姫路駅南の外堀川(通称=三左衛門堀)沿いにある「運河公園」(姫路市三左衛門堀西の町)に11月6日、一夜限りの屋台村が出現する。主催は姫路商工会議所青年部(TEL 079-223-6557)。
市役所北東の「揚羽橋」から「三左衛門堀橋」にかけての河川敷を会場に開かれる同イベント。「ザ・屋台村 in 三左衛門堀」と銘打ち、市内の飲食店約25店が屋台を出す。屋台では、アルコール類とともに和洋中のフード、スイーツなどを提供。フードでは、各店自慢の定番メニューのほか当夜限りの特別メニューも用意する。
三左衛門堀は、戦国~江戸時代の武将・池田三左衛門輝政が姫路城と共に築いたと伝わる運河の名残。瀬戸内海を航行する大型帆船を海岸から約5キロ離れた城下町に横付けできる環境を整えることで国内各地との物流拠点を構築し、姫路藩の経済的発展を試みたとされる。
「長らく顧みられることがなかった歴史資源に注目してもらおうと、堀沿いの公園を会場に選んだ。地元経済を盛り上げようと企画したイベントだけに、古く江戸時代に同じく経済浮揚をもくろんだ輝政公ゆかりの堀にあやかりたい気持ちもある」と同イベント実行委員長の平田大輔さん。「前売り券の売れ行きは好調。1000人以上の動員を目指していく」と意気込む。
開催時間は16時~21時。前売り券は3,000円(11枚つづり2セット、プレミアムチケット付き)。プレミアムチケットは7日から、屋台を出した各店に持参することで特典が受けられる。当日券は1,500円(11枚つづり)。