9月15日・16日に開催された「姫路城応援フェスティバル」でツイッター姫路交流会が披露した「姫路城『顔出し看板』」の寄贈先を現在、募集している。
姫路城を訪れる観光客の記念撮影に活用してもらおうと、姫路市による「平成24年度姫路城応援事業」の一環として補助金の一部を活用し、同交流会が企画・製作した同看板。木製で、サイズは幅1.8メートル、高さ2メートル、奥行き0.65メートル。正面に描いた姫路城を背景に立つ「お殿様」と「お姫様」の顔にあたる部分から観光客が顔を出し、写真を撮影してもらう趣向。同交流会がデザインした姫路市非公認のゆるキャラ「ツイ姫」と、ツイ姫の守り役を務めるシラサギという設定の「田寺さん」とを右隅にあしらう。
同看板はフェス初日のオープニングで披露し、期間中は会場に設置。訪れた観光客らが盛んに記念撮影のシャッターを切るなど人気を集めたが、期間終了後に同市への寄贈と姫路城内への設置を申し出たところ「色よい返事がもらえなかった」と同交流会代表の前田昌宏さん。「観光客や市民からの要望をヒントに、看板をツイッターやフェイスブックといったソーシャルメディアへの『投稿ネタ』として活用してもらうことが姫路城のPRにつながるという趣旨で同市に提案。同市による事業の一環として製作したものだけに残念だが、製作の趣旨を理解し積極的に活用してもらえる受け入れ先を探したい」という。
受け入れには、敷地内に設置スペースがあることなどが条件。寄贈先の選考は同交流会が行う。申し込みや問い合わせを受け付ける専用のウェブフォームも設けた。
「幸い、現時点でも数件のオファーがありうれしい限り」と前田さん。「観光PR目的の利用に限らず、設置する店や会社など事業所のPRにも活用してほしい」と応募を呼び掛ける。電話での問い合わせは前田さん(TEL 080-4232-6500)まで。応募締切は10月5日。