姫路駅前・御幸通商店街の写真館「ism:Basic(イズムベーシック)」(姫路市綿町、TEL 079-222-4944)で現在、55人の男女が自らの意志で生前に準備した葬儀用遺影「生前遺影」の写真展が開催されている。
イシダスタジオ(同)が「生前遺影」など肖像写真の専門スタジオと位置付け運営する同店。写真展は、同社の創業75周年に合わせたキャンペーンの一環で、モデルを3月から募集。今回は、約5カ月間かけて順次撮影してきた55点の「生前遺影」を一堂に展示する。
「遺影は、先に旅立つ人のために撮影する写真ではない。家族や友人など、後へ残される人のためにある」と、社長で写真家の石田直之さん。「だからこそ『輝く今』をレンズに収め、印画紙に焼き付けておくことを親と子の両世代がそれぞれ考えて欲しい。今回の写真展が、『生前遺影』を広く知ってもらうきっかけになれば」と話す。
同店は、今後も「生前遺影」定着への取り組みを継続し、「キャンペーン内容を一部リニューアル。モデルの募集を9月から再開する予定」(石田さん)とする。
開催時間は、9時30分~18時で同店の営業時間に準じる。9月17日まで。