姫路駅前の紺屋町に3月20日、カフェバースタイルのコミュニケーションラウンジ「ISA（いさ）」（姫路市紺屋町、TEL 079-228-1190）がオープンした。

プレゼンテーション用に備わる43型ディスプレー

　店主の松本あやさん（姫路市）は同市出身。夫のウィリーさんと共に米国の自治領北マリアナ諸島の一つサイパン島で25年間にわたり事業を経営。同自治領への観光誘致を担当する公的機関「マリアナ政府観光局」から観光親善大使の称号を得るなどサイパンの観光振興に携わり、事業の本拠地移転で2011年に帰国。「サイパンが持つ魅力の発信拠点に」（松本さん）と同店を開いたもの。

　店名のISAは「虹」の意味を持つチャモロ語（サイパン先住民族の言語）に由来する。「虹は架け橋に通じる。店がサイパンと日本との架け橋になることを願い名付けた」と松本さん。「現地に事業所を持つメリットを生かし観光親善大使として活動を続ける。最新の観光情報を提供するほか投資や留学への相談にも応じていく」という。

　同店の店舗面積は約10坪。席数は14席。メディア再生機能付きの43型液晶ディスプレーを備え、プレゼンテーションやミーティングでの利用にも対応。ワインや日本酒などアルコール類を提供するほか、サイパン料理もメニューに加える。

　「グラスを片手に仲間で語らい、時には議論を交わす『街のミーティングスペース』としての利用も歓迎」と松本さん。

　営業時間は11時30分～22時。