百貨店やホテルなど各 地でおせち商戦が繰り広げられる中、姫路の百貨店「ヤマトヤシキ」（姫路市西二階町、TEL 079-223-1479）が販売する、姫路城築城400年を記念した限定おせち「天守閣」が人気を集め、同社は11月27日、急きょ10セット追加販売することを決めた。

　同商品は、姫路城が今年で築城400年を迎えるのに合わせて同社と「日本料理 田本」（揖保郡）が協同で開発したもの。重箱は姫路城天守閣をモチーフにした3段重で、高さは28センチ。11月4日より同社が目玉商品として10セット限定で予約を受け付けていたが、おせち商戦が本格的なピークを迎える12月を前にほぼ完売状態になってしまったため対策を講じた。

　内容は、アワビや車エビ、カズノコ、イクラのほか、同料理店の人気商品「キンカンたまご」など35種類が入る。同商品を企画した田本幸也さんは「今回は特別おせちとして他にはない高級素材を多数使用した。中でも『キンカンたまご』は当店でも一番反響がある商品で、これだけ追加注文する方も多い」と話す。

　そのほか、コマをモチーフにしたニンジンや手まり麩、たらこ、ユリネなどが入る14センチ四方の2段重「ミニ玉手箱」も商品に含まれる。

　「（天守閣は）『玉手箱』をコンセプトに、開けた時に楽しんでもらえるよう見た目にもこだわった」と田本さん。「思っていた以上に反響があり、追加で用意した10セットも早い段階で売切れそうなのでご予約はお早めに」と呼びかける。

　価格は25,200円。営業時間は10時～19時。