誰でもきれいに図面が折れる「図面折り機」-姫路の企業が開発

現場の声から生まれた図面折り機「ori-mas(オリマス)」。手折りに比べて約2倍(同社比)の作業効率でJIS規格の「ファイル折り」が折れる。

現場の声から生まれた図面折り機「ori-mas(オリマス)」。手折りに比べて約2倍(同社比)の作業効率でJIS規格の「ファイル折り」が折れる。

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 姫路で精密機器の製造を行うパイオニア精工(姫路市花田町、TEL 079-253-4105)は11月1日、ガイドに沿って折るだけで誰でもJIS規格の図面が折れる図面折り機「ori-mas(オリマス)」を発売する。

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 同商品は、A0・A1・A2・A3サイズの図面をガイドに沿って折り進めていくだけで、JIS規格が定めるA4サイズの折り方「基本折り」「ファイル折り」「図面袋折り」が誰にでも簡単に折れるもの。同社の取引先メーカーなどが、何百枚にも及ぶ図面を残業しながら一枚ずつ手で折っているという声を受け、同商品を開発した。

 同社の黒田純市専務は「役所などへ提出する図面はJIS規格のファイル折りで提出しないといけないが、現在でも図面を手で折っている企業は少なくない。『ori-mas』を使うことでこれまでの半分、3分の1の時間で折ることができるため人件費や経費の節減にもつながる」と話す。

 重量は613グラム。価格はスタンダードタイプ(1万7,300円)、クロームメッキを使用したラグジュアリータイプ(1万9,600円)。未使用時はB5サイズに収まる。

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