乳がん啓発のためのピンクリボン運動の一環として10月1日、姫路城がピンクにライトアップされた。
乳がんの正しい知識の普及による早期発見、診断および治療を啓発する目的で行われた同イベント。日の入りを迎え、次第に夕闇に包まれていく姫路城をバックに三の丸広場で点灯セレモニーが行われ、18時55分に姫路城がピンクにライトアップされると、参加した市民から歓声と拍手が沸き起こった。
会場を訪れていた市内の松原由美子さんは「乳がん検診の必要性は分かっていても、つい面倒だったり、忘れがちになったりするが、今日のイベントで検診に行こうと思った」と語った。
同運動の一環として、姫路駅周辺および大手前通りでは3日までピンクイルミネーションが施される。駅ビルの「ピオレ姫路」では3日19時、壁面にピンクリボンイルミネーションが点灯し、付近ではピンクリボンツリー作り(15時~)や地元女子サッカーチームASハリマアルビオンの選手による握手会&サイン会(18時~)が開かれる。
31日には大手前公園で「ピンクリボンキャッスルウォークinひめじ」が、大手前公園から千姫の小径、美術館通り、護国神社前などを巡る5キロのコースで開かれる。定員は300人。市保健所予防課がん検診担当(TEL 079-289-1661)へ申し込みが必要。
市の担当者は「この機会に乳がん、子宮がん検診の必要性を知ってもらい、受診率の向上につなげたい」と抱負を語る。