平成の大修理を終えた姫路城が3月27日、グランドオープンし一般公開が始まった。2009年秋から修理が行われ、5年半かけて完了した。
早朝から入城ゲートのある大手改札口(入城ゲート)には一般公開を待ちわびた市民や観光客が入場整理券を受け取るため詰め掛け、入城を待つ人の列が伸びていった。先頭には一番乗りを目指し、前日からゲート前に陣取っていたファンらが期待に胸を膨らませていた。
混雑が予想されたため、通常より1時間早く8時に開門されたが、そのころには来城者の列は大手門の外にまで伸びていた。春休みということもあり、親子連れや学生の姿も多く見られた。
姫路城の近くに事務所を持つ芦谷哲也さんは「早朝から城の周りはにぎわっていた。昨日もブルーインパルスの祝賀飛行の見物客がすごかった。祝賀ムードで街が元気でうれしい」と列を眺めながら笑顔を見せた。
姫路市では27年度の入城者数を180万人と見込んでおり、混乱を防ぐため5月10日までは、先着順で1万5000人まで登閣整理券を配布する。