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姫路・花田町に革職人グループが初の直営店-工房に併設

ミシンが6台ある工房

ミシンが6台ある工房

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 革の産地である姫路・花田町に12月6日、工房とショップを兼ねた革製品店「Unite(ユナイト)」(姫路市花田町高木、TEL 079-227-6192)がオープンした。

鞄と小物を販売する直営店が併設

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 店舗面積は10坪。ミシンが6台ある工房と、鞄10点、小物30点を販売する直営店が併設する。皮革の町・姫路の上質な革を使い、姫路で製作、販売する。一つ一つ手作りで、革本来のナチュラルな風合いのデザインがコンセプトという。

 ユナイトは、革工房BAIMO(姫路市や業界団体が職人養成のために設けた工房)出身の3人が「連盟でやろう」という意味を込めて約3年前に設立。以前は四郷の工房で製作し、百貨店や委託先で販売していたが、客からの「どこに行ったら買えるの?」という声を聞き、「自分たちの店があれば」と今回、代表の伊藤由紀子さんが開店した。現在は姫路駅南のじばさんビルにある革工房BAIMOや、ヤマトヤシキの近くのBaby Leafでも同工房の製品を購入することができる。

 主な商品は、3種類の大きさがある鞄、ロールシリーズ(3万2,000円~4万6,000円)。遊牧民が水筒代わりにしていたものをモチーフにしたボタス(1万8,000円)。どちらも馬革を使用。財布や革小物なども取り扱う。産地だからこそ革のオーダーからできることや、小物はカラフルなバリエーションを持つことが特長だという。

 伊藤さんは「現在は男女半々の来店状況。どちらにも使っていただけるデザインと、今後は前實製革所の姫革友禅の商品も作っていきたい。姫路以外の遠方からも来店してもらえる店にしたい」と今後の展開を語る。

 営業時間は10時~18時30分。

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