姫路駅前で68年間営業を続けてきた居酒屋「プロ酒場」(姫路市駅前町)が改装を行い、5月21日に営業を再開した。店舗面積は13坪で、席数は30席。常連客から昭和な雰囲気を残してほしいという要望が多く、改装前の雰囲気を残した。2階席は畳からテーブル席に変え、和モダンな内装に変えた。
店名の「プロ」はプロレタリアートから。労働者や非産階級の人のための店をという創業者の思いから名付けた。経営は三代にわたって引き継がれており、現在は三代目となる店主の志野木朋美さんが妹と店を切り盛りする。
同店の湯豆腐は創業以来提供している。鍋ではなく、かつおのすましにショウガ、ゆずが利いただしで、大(450円)・ミニ(250円)2種を用意。客の多くは、この湯豆腐目当てに来るという。そのほか、姫路のご当地メニューのヒネポン(400円)をはじめ、ピリ辛すじこん煮(450円)、野菜天ぷら(400円)、ホルモン焼き(600円)、明太子入りだし巻き(450円)などが売れ筋。6月2日からはランチも始める予定。
「昔から来てくださっているお客さんが多く、親から子へと代が変わってもかわいがってもらっている。息の長い店を目指したい」と志野木さん。
営業時間は17時~21時30分。