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姫路の旧街道沿いにカフェ-女性が切り盛り、自家製メニュー提供で

店主の川岸亮子さん(写真中央)。呼びかけに応じ、来店客や近隣の人もカメラに収まった。「かふぇ だんだん」(姫路市野里寺町)で。1月8日

店主の川岸亮子さん(写真中央)。呼びかけに応じ、来店客や近隣の人もカメラに収まった。「かふぇ だんだん」(姫路市野里寺町)で。1月8日

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 姫路・野里の旧街道沿いにカフェ「だんだん」(姫路市野里寺町、TEL 079-285-0444)がオープンして2カ月がたった。

居合わせた来店客と

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 昨年11月6日にオープンした同店。店舗面積は10坪。席数は12席。戦災を逃れた町家が残る旧但馬街道筋の商店街「姫路野里商店街」に店を構える。

 店主は川岸亮子さん。移り住み、自宅として利用していた空き店舗をカフェに改装した。「客を招いて家庭料理を振る舞うことが好きだったところへ還暦を迎え一念発起。勤めていた職場の同僚らから勧められたこともあり、開店を決心した」と振り返る。「だんだん」は島根県東部の方言で「ありがとう」の意。同県西部出身の縁から屋号に用いた。

 主な来店客は近隣住民ら。旧市街ならではのしきたりや慣習などを色濃く残す地域社会に溶け込もうと積極的な交わりを求めていく中で、声がかかる機会も次第に増えた。「商売は未経験。さまざまなアドバイスがありがたかった」(川岸さん)とも。寄せられた声を食材選びや店のしつらえなどに採り入れながら、地域に根差した店作りに励む。

 メニューは、ブレンドコーヒーや紅茶(以上400円)、ゆずティー(450円)など。ドリンクと自家製ケーキのセット(500円)もある。モーニングサービス(500円)では、ドリンクに自家製パンとサラダ、卵、デザートを付けて提供。手作りの総菜などを味わうことができる日替わりランチは800円で、食後にはドリンクと同じく自家製のミニデザートをサービスする。持ち帰りの弁当は500円。弁当やスイーツでは、ニーズに応じて仕出しも行う(要相談)。

 「縁あって来店していただく皆さんの一人一人へ真心で接したい」と川岸さん。「目標は細く長く。家庭的なサービスで憩いの場を提供していければ」と来店を呼び掛ける。

 営業時間は7時~17時。月曜定休。

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