姫路ゆかりの戦国武将・黒田官兵衛の生涯を描くNHK大河ドラマ「軍師官兵衛」の放送が1月5日、スタートした。
ドラマは18時からBSプレミアムで先行放送。地上波では20時から放送が始まった。市内の銭湯「憩いの湯」(坂田町)では、ロビーに置くテレビのチャンネルを同ドラマに合わせてサービス。風呂上がりに楽しむ入浴客らの姿が見られた。
「今夜は20時を前に急ぎ足で帰る客が多かった」と番台に立つスタッフ。官兵衛役で主演する岡田准一さんの支持層は女性が中心とみられるものの「女湯よりも男湯で客の少なさが目立つ」と話し、放送時間中に銭湯の女湯を空にしたという伝説を持つ1950年代のラジオドラマ「『君の名は』とは逆」と笑う。
放送を前に市民の関心を集めていた「姫路(ひめじ)」のせりふ読みでは、大半の出演者が「ひ」にアクセントを置かず平板に「[ヒメジ=」または「ひ」を低く「ヒ[メジ=」とする地元流のイントネーションを使って発音。一方で姫路の西にある地名「龍野(たつの)」のイントネーションでは「『た』にアクセントを置いて『[タ]ツノ=』とする標準語風の発音が耳に付いた」という声がツイッターやフェイスブックなどで多数上がった。視聴率は関西地区=23.0%、関東地区=18.9%。官兵衛を「藩祖」とする福岡藩(福岡市)があった北部九州地区では24.8%(いずれも「ビデオリサーチ」発表)だったという。
次回の放送は12日20時~。5日分の再放送は11日13時5分~。