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山陽姫路駅で「かんべえくん」が一日駅長-ヘッドマーク電車に出発合図

赤松輝雄駅長と共に出発合図と監視を行う「かんべえくん」。山陽姫路駅で。12月12日

赤松輝雄駅長と共に出発合図と監視を行う「かんべえくん」。山陽姫路駅で。12月12日

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 山陽姫路駅で12月12日、姫路市の観光PRキャラ「かんべえくん」が一日駅長に任命され、自らをデザインするヘッドマークを取り付けた列車の出発式が執り行われた。

制帽も「なんとか」着用

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 ヘッドマークを取り付けるのは山陽電鉄の車両合わせて27編成。姫路ゆかりの戦国武将・黒田官兵衛の生涯を描くNHK大河ドラマ「軍師官兵衛」の放映開始を来月に控え、市内への観光客誘致を図ろうと姫路市が同電鉄と共同で企画した。

 出発式は、1カ月後の来年1月12日にオープンするパビリオン「ひめじの黒田官兵衛大河ドラマ館」(姫路市本町)をPRするカウントダウンイベントとして実施。記念列車となる同駅9時34分発直通特急の出発に合わせ、「かんべえくん」がトレードマーク「赤かぶと」の上に同社の制帽を着け出席し、手渡したヘッドマークを赤松輝雄同駅長が取り付けた。関係者が拍手で見送る中、列車は定刻に出発。一路終着の阪神梅田を目指し、ホームを離れた。

 同電鉄では今後、ヘッドマークのほかドア横ステッカーでも車両を装飾。車内には広告も掲出し、「ドラマ館」への来館を促す。市の「官兵衛」PRへ積極的に協力するとともに利用増を狙う。

 同電鉄広報担当の雨宮隆太さんは「姫路城はもちろん沿線に点在する官兵衛の足跡を巡る行楽にも、ぜひ山陽電車を利用してほしい」と呼び掛ける。

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