姫路駅前の結婚式場「アルモニーアッシュ・アット・ステイト・ヒメジバンク」(姫路市南町)で8月23日、日本酒試飲イベント「播磨の地酒と旨(うま)いもんを楽しむ夕べ」が開催された。
無料の月刊情報誌「フリモ姫路」(発行:サンライフ、姫路市保城)が主催した。同誌の創刊は昨年11月と新しく、読者向けイベントも初めての開催。7月下旬に約12万部発行した8月号で参加を呼び掛けたところ、「定員の100人にすぐ達した」と同誌編集長の中川美幸さん。
当日は酒蔵7場が協賛。うち4場が市内の酒蔵で、「壺坂酒造」「灘菊酒造」「龍力・本田商店」「名城酒造」。残る3場は、宍粟市から「老松酒造」「山陽盃酒造」が、加西市から「富久錦」が、それぞれ参加した。いずれの蔵も大吟醸をはじめとする自慢の銘柄を提供。会場では、飲食店や食品メーカーなど10事業者が用意するつまみと合わせ、集まった「左党」120人の来場客に振る舞った。
うち「富久錦」のブースでは、純米大吟醸「瑞福」や低アルコール酒「Fu」などを蔵人(くろうど)らが用意。参加者が差し出すグラスへ並々とついで勧める様子が見られた。赤穂市から訪れた山城章さんは「酒も食べ物も豊富に味わえてうれしい限り」と満足の表情を見せるとともに、「次回の開催もぜひお願いしたい」と期待を寄せる。
「当誌初の読者イベントとあって手探りで準備を進めてきたが、ふたを開けてみれば大盛況でホッとしている」と中川さん。「多数集まっていただいた来場客と協賛各位には感謝あるのみ。明らかになった反省点を生かしつつ次回の開催を目指したい」と話す。